青山N邸リフォームAoyama N Apartment

場 所
東京都港区南青山
築年数
15年
面 積
135㎡(41坪)
総費用
2,800万円(工事費)/250万円(デザインアドバイス料)

円弧を描くリビングダイニングを最大効率化

青山エリアを見渡す抜群のビューをもつ円弧の窓があるリビングダイニングですが、円弧壁のほぼ全てが窓で、家具レイアウトに困る空間でもありました。円弧中央の柱型にテレビ置き場をデザインすることで、ソファとダイニングセットのレイアウトがしっくりするようになりました。

クローズド型のキッチンは、90度に回転させることで、LDに対してオープンな対面カウンターを設けています。R壁に沿った折り上げ天井には木目調クロスを張り、円弧窓とキッチンの接点である斜め壁には木製パネルと鏡を張りLDKに仕上げが一体に感じられるように工夫しています。

廊下からリビングへと続く壁面は大理石調タイルで張り込み、途中プライベートゾーンへの扉は壁と色調を合わせたフラットな塗装仕上げとすることで、存在感を消しています。廊下とLDを仕切る扉はガラス製にすることで、玄関まで自然光が届くようになりました。

 

(2020年11月16日更新)

リビングダイニングキッチン

玄関、廊下から続く大理石調タイル壁に沿ってソファをレイアウトし、オープンキッチン前にダイニングセットをレイアウトしたLDK

リビングダイニングの円弧窓とテレビボード

高層マンション特有の景観を優先した窓の多い間取りで、いつも困るのはテレビの置き場です。このプロジェクトでは柱型にAVボードを抱かせることで、窓からのビューを邪魔しない形でテレビを納めました

リビングダイニング-2

床に張ったチークのフローリングに色合わせをして、天井の折り上げ部分に木目調クロスを貼って円弧を強調させる間接照明を仕込みました

LDK-2

玄関から廊下を経て、一直線上にリビングへのガラス扉が付いており、導線上無駄のない構成となりました

キッチンのビフォー&アフター

かつてはLDに対して全く閉じていたキッチンですが、今回のリフォームで対面型のキッチンとして、家族の様子を見ながら料理ができるようになりました

LDのビフォー&アフター

鋭角のコーナーにテレビを置くレイアウトから、扇形の円弧部分にテレビを置くレイアウトに変わったことで、リビングとダイニングが分断されず、一体感が生じたとお客さまも喜んでくださいました

キッチン-1

円弧と扇形とカーブと直角ではない壁に、印象的な斜めのデザイン壁を持ってくることで、キッチンとダイニングの関係を調和させました

キッチン-2

キッチン内側からの様子です。無駄のない直線型のキッチンで、シンク前から青山の景観が広がります

玄関ホールからリビングを望む

玄関から廊下を経てリビングダイニングへと続く動線。右側のタイル張り壁がそのままリビングへと折れ曲がって繋がります

廊下とガラス扉

廊下からLDへ続くガラス扉と、プライベートの寝室ゾーンへと続く扉です。ガラス扉は透明なことで存在感をなくし、塗装扉は取っ手も含めて完全にタイル壁とフラットになることで、存在感を隠しています

トイレ

カラーガラスとタイトとクオーツストーンを使って、高級感のあるトイレに仕上げました

浴室のビフォー&アフター

白ベースで少し黄色掛かっていたユニットバスは、浴槽を交換し、タイルを上張りし、水栓金物類をすべて交換することで、リフレッシュしています

柱型に抱かせたAVコーナー

円弧窓中央の柱型に寄せて作った特注のAVコーナーです。DVD等の機器は下部に配置し、ボード裏で結線できるように工夫しています

タイルのコーナー部分ディテール

廊下から鈍角に曲がってリビングへと続くタイル壁のコーナーのディテールです