横浜A邸リノベーションYokohama A Apartment

横浜A邸リノベーションYokohama A Apartment

場 所
神奈川県横浜市
築年数
4年
面 積
175㎡(53坪)
総費用
3,600万円(工事費)/100万円(家具)/250万円(設計料)

2セットの両開き扉が作り出す堂々としたリビングダイニング空間

175平米と大型の住戸ながら、これといったデザイン的な特徴がない空間だったので、それぞれの機能空間に多様な材料や建具&造作家具を配置しながら特徴のある空間を作っていくプロジェクトでした。

リビングは長細い空間だったので、玄関ホールと繋がるウォールナット張りの両開き扉と、キッチンへと繋がるオーク染色仕上げの両開き扉を並べて、建具そのものが立面となるような空間を考えました。玄関とダイニングを間仕切る壁は大理石のトラバーチン張り、リビングの壁はタイル、折り上げて天井はオーク羽目板張りとしています。

キッチンは以前とは180度レイアウトを変えて、リビングとダイニング、そしてダイニングから各居室への動線の流れを良くしています。キッチンではタイルの壁と塗装のキッチン扉、腰壁と全てのラインを揃えて、上下を張り分けたデザインとしています。

キッチン以外の水回りは、なるべく位置を動かさず、軽いお化粧程度の内装としています。各寝室は、収納のレイアウトを変更することで、実際に使えるスペースを広くしています。主寝室は内装を交換して、ウォークイン・クローゼットの扉をガラスに引違として、演出を高めています。

全体に、スチールの建具枠、玄関ホール床の磨きタイル、左側の壁のマットなタイル、黒いクォーツストーンの質感、天井の羽目板張り、壁の小口まで張ってあるトラバーチンと多様な素材が絡み合うことで、リッチな空間に生まれかえることができたと思っています。

(2017年8月3日更新)

リビング

大きな窓が連なり、壁面の量が少ない空間なので、玄関ホールへの扉とダイニングへの扉を、建具と壁面の二面性を持たせた特徴的なデザインとしてインテリアを作っています。天井も大きな内装要素なので、フローリングと同材のオーク羽目板を張り、間接照明で照らしています

リビング-2

リビングの唯一の壁面ともいえる正面壁は、大理石調タイルで仕上げて、窓の間にある小壁はトラバーチン張りとしています

ダイニングキッチン

かつては部屋の奥にあったキッチンを、動線や窓の解放感などを考えて、窓際に移設しました。キッチンのカウンターがU字型に廻り込むとともに、ダイニング側にも伸びて、ダイニングスペースがあたかもキッチンに囲まれているかのような空間となっています

ダイニングキッチンからリビングを望む

ダイニングからプライベート廊下へ抜ける建具から、ダイニングを通ってリビングまで視線が完全に通り抜けます

ダイニングキッチン-2

U字カウンターの背面には、収納で囲んだ冷蔵庫置き場とその横には家電調理器用のカウンターがあり、見せる部分と隠す部分のバランスを取っています

主寝室

壁はクロスパネル張りと、ミラーとカラーガラスで、空間を色分けし、睡眠の空間と寛ぐ空間を緩やかに分けています

主寝室-2

主寝室奥のクローゼットの扉はガラスの引違戸として、クローゼット内の様子が透けて見えるようにしています

ウォーク・イン・クローゼット

U字型に壁面にハンガーを設置して、中央にはスエード張りのアイランドカウンターを設けた、スタイリッシュなウォークイン・クローゼットです

洗面

キャビネットとメディスンキャビネットだけ残しては、カウンターから洗面ボウル、水栓や壁タイル、引き出しの表面材を全て作り変えています。鏡に映って見える背面の浴室扉も、ステンレス枠と強化ガラスの扉に作り変えました

来客用トイレ

カラーガラスとチーク突板、クォーツストーンで高級感のあるトイレへと変身しました

玄関ホール

共用廊下から玄関扉を開けて最初に見える玄関ホールの風景です。ウォールナット板目張りの2枚の観音開きの扉と、左側の壁面いっぱいに張ったトラバーチンが印象的な空間になりました

玄関ホール-2

玄関扉の周りには、枠がシャープに見えるようにスチールのフラットバーを回しています。壁面をチークフローリング材を張り、玄関に必要な印鑑や鍵などを収納できる引出と飾り棚も一緒にデザインしています。右側の壁に空いている小窓は、キッチンで調理をする母親が、子どもが帰ってきた様子を確認することができるように作ったものです

玄関ホール-3

プライベート部分へと続く廊下から見返った玄関ホールです

玄関ホール_収納ディテール

玄関扉と玄関収納の造作家具のディテールです。細いスチールの枠が回ることで、シャープなデザインとなっています

玄関ホール_トラバーチン壁ディテール

トラバーチンの硬質感に負けないように、スチールで作った嵌め殺し窓の枠も、厚さを持たせたしっかりとした枠としています

建具ディテール

建具の取っ手は、通常の後付のハンドルを付けるのではなく、扉に組み込まれ、扉そのものと一体となったデザインとしています

リビングのビフォー&アフター

部屋の構成はリフォーム前後でほとんど変わっていませんが、扉や壁材、天井材などを変えることで、丸っきり空間が生まれ変わりました