浜田山S邸リノベーションHamadayama S Apartment

浜田山S邸リノベーションHamadayama S Apartment

場 所
東京都杉並区浜田山

築年数
23年
面 積
174㎡(53坪)
総費用
3,800万円(工事費)/570万円(設計料)

コンクリート・木・鉄でシンプルに構成

築23年(当時)のマンションのスケルトンリノベーションです。

デザインのベースになったのはコンクリート打放し壁の力強い素材感。
そこに、床材(幅広パテ埋めの野性的なフローリング)、塗装した壁と天井(白・青・朱色・緑など)、鉄製の扉とガラス、ダイナミックな横目突板で作った家具などが、バランスを調整しながらインテリア全体をシンプルに再構築しています。

約70㎡(40畳)のLDKに、コンクリートの壁、白色の壁に溶け込む塗装の造作家具、大型のアイランドキッチンをレイアウトしました。各壁・コーナーごとに少しずつ違ったシーンが展開されるようなインテリアを目指しました。

寝室の並べ方や玄関のレイアウトはオーソドックスですが、素材や特徴的な色彩でそれぞれの空間にユニークな性格を与えています。長い廊下には本棚と書見用のベンチを設け、書斎としての機能を付加しています。
空調をはじめ、給水給湯・ガスもすべて引き直しました。さらに、外壁周りの断熱材も吹き直して空間としての性能もベースアップさせています。

(2013年4月11日更新)

リビングダイニングキッチン

コンクリート打放しの壁、モルタル仕上げの梁、ワイド幅で野性味のあるナラフローリング、白いペンキ塗装の壁と天井、そしてキッチンで構成されたシンプルながら力強い空間です

リビング

コンクリートの壁はマンションが建てられた当初からのものです。リノベーションまでは仕上げ材の裏側に隠されていた壁が新たなインテリアの主役となりました

リビングの夕景

日が落ちてくると特徴的な素材のイキイキとした表情が見えてきます

リビングの壁掛け型ガスストーブ暖炉

コンクリート打放し仕上げの壁に黒いフレームのように見えるのが、都市ガスを使った壁掛け型ガスストーブ暖炉です

リフォーム前のリビング

正面壁が今回のインテリアのカギとなった打放しコンクリート壁です。手前や天井に見える配線・配管類はすべて刷新し、オレンジ色に見えている断熱材部分も厚みが十分でなかったので吹き直しました

アイランドのある高級輸入キッチン

デコピック社がドイツから輸入している高級オーダーキッチンは、オリーブの横柄とシーザーストーンの天板、背面の白いトールキャビネットのシックな組み合わせです。アイランドカウンターを貫通している白い柱は元からこの場所にあった配管を隠したものです

アイランドカウンター

オープンではあるものの丸柱の存在感や奥の壁のニッチなどで自然と仕切られたキッチン空間。アイランドカウンターはクオーツ入りの人造大理石仕上げです

キッチンの詳細

迫力満点の大型アイランドカウンター(2.8×1.2メートル)には、ガスレンジ+IHヒーター、シンクと食洗機を収めています

玄関ホール

横柄の突板が印象的な靴箱の仕上げ材はお施主様と一緒に材木屋さんまで探しに行ったブラックリンバです。既存のガラスブロック、幅広フローリング、モルタル壁に大理石のタタキと沢山の素材がぶつかる場所ですが、バランスよく仕上がりました

廊下の読書用ベンチ

玄関側から見える廊下の突き当たりにある読書用ベンチ。床のフローリングの余り材を壁に張りコージーなプライベート空間を演出しました

書斎廊下

正面の扉の先が浴室、廊下の左側に各寝室が並びます。通り抜けるだけの廊下としては距離があったので右側に組み込みの本棚、左側にベンチを設けて書庫的な機能を持たせました。ベンチはお子さまたちが大好きな場所になっているようです

書庫

沢山の本や小物を保管できる家族全員の書庫兼棚となっています

スチール製建具の詳細

床埋め込みのフロアヒンジで納めた特注のスチール製建具。幅広のフローリングや打放しコンクリートの素材感に合うように細かい細工を減らしストレートにデザインしました

リフォーム前の玄関周り

動かすことができないコンクリートのボックスとガラスボックス。ガタガタだったラインを揃え、配管をすべて更新して快適な空間にリノベーションしました

カラフルな個室

女の子の部屋はピンクで、男の子の部屋はブルーに。窓のブラインドも特注オーダーで同じ色に染めています

洗面脱衣室

洗面の造作家具にも独特の柄を持つオリーブオークを使いました。タイルの床と大柄のシンク、奥に見えるモルタル仕上げの浴室とも良いマッチングになりました

浴室

壁四面をすべてモルタル(撥水剤仕上げ)で作ったハードなイメージの在来式浴室です。周りがハードな分、浴槽は鋼板ホーロー製、水栓金物はグローエ。高級感のある部品を組み合わせました

ユーティリティー

洗濯乾燥機とスロップシンクを備えた洗濯用ユーティリティースペース。奥に家族用のトイレがあります

来客用トイレ

配管の関係で奥の壁から一枚分手前に出た壁のすき間を有効活用した間接照明。朱色に塗られた壁が印象的な来客用トイレです

リフォーム前後の平面図

マンション共用部で動かすことができないコンクリート躯体壁とPS(パイプスペース)をカギに3LDKの間取りをレイアウトしました。大きな納戸が2つ、各寝室にもクローゼットを設け、タップリの収納量も確保しました