- 場 所
- 関西地方
- 築年数
- 新築
- 面 積
- 276㎡(83坪)
- 総費用
関西M邸インテリアデザインKansai M Apartment
重厚感のあるダイニングキッチン中心のマンション内装
ご所有していた土地にワンルームマンションを建てることになり、その最上階にご自宅(ペントハウス住戸)を作りたいとのこと、内装の間取りとインテリアのお手伝いをさせて頂いたという特殊なプロジェクトです。
オーナーマンション自体は設計施工でゼネコンが決まっていましたが、オーナー邸の部分だけは白く抜けた状態で残っているという段階でのご相談でした。平面的な間取り案の作成から、キッチンや浴室等の設計、インテリア素材の選定、家具やカーテンの選定までをお手伝い致しました。家族構成としては人を招くのがお好きなご夫婦にお子さま3人で、とにかく大きくて気持ちが良くて、素材感とグレード感のあるダイニングキッチン中心の家を作りたいとのご要望でした。家族の個室はコンパクトで良いが、水回りセット付の来客用寝室と家族が使える大型の浴室も必要とのことでした。
こだわりのキッチンは、イタリア産のポルフィードを特注加工したカウンター素材に、ホットバイブレーション仕上げのステンレスと荒い質感の木質扉で組みました。そこに無垢のウォールナット材の大型テーブルとカウンターを組み込み、全長で6メートルを超える存在感のあるアイランドカウンターが出来上がりました。ちょうどダイニングの直上に来てしまった梁型は、造作の間接照明を組み込むことで、隠すことができました。リビングはミノッティの大型L字型ソファを一台置き、洋室への廊下を無くし、壁一面の本棚の中に扉を同素材で作ることで迫力のダイニングキッチンに負けないリビング空間を作ることができました。
(2022年11月28日更新)
ダイニングキッチン
キッチンのアイランドカウンターとダイニングテーブル、イートインカウンターを合体させた全長6メートルの家の中心部です
ダイニングキッチン2
ダイニングの直上にあった梁は照明ボックスを組み込み、うまく隠すことができました
ダイニングキッチン
特注でイタリアから持ってきたポルフィド(班岩)をカウンターと側板材として使ったオーダーキッチンに無垢剥ぎ板のウォールナットを組み合わせています
リビングダイニング
間取り上リビングダイニング空間の中央に来てしまったPS(パイプスペース)に壁掛けテレビを設置し、その周囲にL字型の大型ソファをレイアウトしました
ダイニングから見たリビングと壁面本棚
各居室への廊下を無くし、その分スペースを広げたリビングです。居室への扉は壁面収納の中に同材で組み込みました
リビングソファと壁面本棚
家族全員の本や雑誌を集めた家族ライブラリーとして活用されています
玄関ホール
間取りの構成上広く奥行きのある空間となった玄関ホールには、向かって右側は突板の壁、左側には用岩石のバサルティーナを張っています
浴室
テラスに面した浴室は家族2~3人が同時に入ることができる大型浴槽を設置しています
洗面・脱衣
余裕を持ったダブルシンクカウンター付きの洗面脱衣スペースです
インナーテラス
リビングと寝室を繋ぎ、浴室に自然光を取り入れることができるインナーコートです。植栽とシートでコロナ禍でも大活躍したとのことです。
廊下を兼ねたパントリー
メインキッチンの横には主寝室への廊下を兼ねたパントリーカウンター&収納。この余剰スペースがあることで、キッチンをきれいに使うことができるのです
キッチンディテール
特注でビシャン仕上げにスリットを入れたポルフィド(班岩)に厚みをスリット幅に揃えたダイニング天板を差し込み、間接照明を埋め込んだキッチンディテール