白金台Y邸リフォームShirokanedai Y Apartment

白金台Y邸リフォームShirokanedai Y Apartment

場 所
東京都港区白金台
築年数
29年
面 積
180㎡(54坪)
総費用
2,300万円(工事費)/200万円(設計料)

ヴィンテージ感を活かした空間再構成リノベーション

築30年のヴィンテージマンションを再販用にリノベーションした事例です。

基本的な間取り構成は変えず、古びてきた設備は更新し、陳腐化してきたデザインはなるべくレトロ・ヴィンテージな雰囲気を残しつつ再デザインしてゆきました。

玄関ホールからリビングへの出入りの扉は、風格のある框扉でしたが、閉じた際には玄関側が暗くなってしまうので、強化ガラスの扉に交換しました。それに合わせて、収納量のある靴箱とベンチ+手すりを設け、一つのフレームとして再構成しています。天井高さが低いうえ、梁型が露出していたダイニングは天井のラインを整理してオーク突板を張り、併せて柱型廻りに造作収納を作って、統一感のある空間として再生させました。

キッチンは洗濯機を外に出すことで整理して、広々とした空間を確保することができました。特に古さを感じた浴室は扉をステンレス枠付きのガラスドアに交換して、内部壁を張り替え、水栓金物や照明を入れ替え、浴槽も再塗装を施して新築に負けないグレードへとリノベーションしました。

(2017年7月22日更新)

玄関ホールからリビングを望む

靴収納とベンチと手すり棒、リビングへのガラス扉を大きな木製のL字型フレームで纏めてデザインした玄関ホールの設え。ベンチ裏には大理石モザイクタイルを張ってヴィンテージ感を演出しています

リビング

壁型だったエアコンは天井裏に埋め込み、空間をスッキリとさせたリビング。正面壁面はクロスのパネル張りで仕上げています。左奥がダイニング

リビングからダイニングの臨む

リビングとダイニングは一体ながら、玄関ホールからはダイニングが覗けないレイアウトとなっています。天井ラインが梁型でガタガタだったダイニングは天井高さを落として、木板張りにしてスッキリトさせています。正面にも柱型がありましたが、造り付けの収納と壁面パネルで隠しています

リビング夜景

ダイニングの入り口の木製フレームとパネル壁を照明で演出したリビングの夜景

ダイニングとキッチン

ダイニングとキッチンは二枚の大きな引き戸で仕切られています。引き戸を開くことで、一体化した大きなダイニングキッチンとして使うことも可能です

玄関ホールと廊下

玄関入って正面に見える設えは、強化ガラス扉からリビングの光で明るく見えています

リフォーム前の玄関ホール

かつてはシックながら、暗く重たい雰囲気の玄関ホールでした

浴室

床と防水は以前のままですが、新たに壁面パネルを張って、水栓類を一新し、浴槽も特殊塗装したことで生まれ変わった浴室。洗面所との扉も、ステンレス枠と強化ガラスの扉に交換して、明るく開放的になりました