平河町T邸リフォームHirakawacho T Apartment

平河町T邸リフォームHirakawacho T Apartment

場 所
東京都千代田区平河町
築年数
9年
面 積
192㎡(58坪)
総費用
6,000万円(工事費)/1,000万円(家具)/500万円(デザインアドバイス料)

お客様自身が選んだ素材と家具をアドバイスしながら進めたお化粧リフォーム

築浅で空間に個性のない大型マンションの間取りはほとんど変えないお化粧リフォームプロジェクトです。幾つものマンションのリフォームを経験したことがあるお客さまが、ご自身でほぼすべての仕上げ材や家具などを選び、それらについて弊社がアドバイスしてゆくスタイルで進めた特殊なプロジェクトです。

マンションの共用ロビーから、エレベーターホールから廊下とシックな造りながら、専有部の扉を開けた途端に真っ白で没個性的な空間が広がっていた専有部を、お客さまのお気に入りの素材の色とテクスチャーで一つずつの要素をお化粧直してゆきました。玄関ホールは、共用廊下からの繋がりを重視して、しっとりと落ち着いた雰囲気の壁紙に、大理石をボーダー状に張った床としています。ホールからリビングへの建具は、木材の木目を生かしながら黒く塗装した框扉として、二枚建具を大きく開けると開放的なリビングダイニングと玄関ホールが繋がる構成としています。リビングダイニングは一つの大きな空間ですが、玄関ホールをセンターとした中心軸にコンソールとペンダント照明を置き、そこを中心に左右に分かれた空間となっています。リビングには隣の主寝室の一部を使って壁埋め込みとしたTV&AV収納を設けています。ダイニングは雰囲気のある大型のペンダント照明と、特注の大理石天板付きのキャビネットと大型のダイニングテーブルで中新世を持たせています。バルコニー側には木製ルーバー付きの建具を設けて、自然光と外からの視線をコントロールしています。

玄関脇のシューズイン・クローゼットと来客用のトイレは、場所を交換して使い勝手を向上していますが、キッチン、寝室、子ども部屋については、造作の収納は幾つか作りましたが、基本的にはお化粧直しとしてコストパフォーマンスの良いリフォームを追及致しました。

(2019年1月30日更新)

リビングダイニング-1

多様な素材の色味や艶感が並列しながら、落ち着いた雰囲気を醸し出しているリビングダイニング空間

リビングダイニング-2

明るいバルコニー側開口部をあえてルーバー付き木製建具で光の入り込みをコントロールしています

ダイニング

大理石天板のダイニングテーブルに、艶消し黒のキャビネット、特注のミラーを誂えたダイニング

リビング

テレビの存在感が大きくうならないように飾り棚に埋め込んだTVコーナー。左右の柱型は大理石トラバーチン張りとして、空間に重量感を持たせています

リビングダイニングのビフォー&アフター

白く、ツルンとして捉え所が無かった空間に、素材の多様な色や質感を加えることで、リビング、ダイニング、玄関とそれぞれの空間らしさを付与しました

リビングダイニングの建具

リフォーム計画の一番最初にリクエストがあった、クラシカルな框(カマチ)仕様の両開き扉です。左右の壁も框を意識したパネル壁状になっています

キッチン

基本の構成を生かしながら、クロスやペンダント照明、カラーガラスなどでT家らしさを演出しました

玄関ホール-1

クラシカルでシックなリビング扉に合わせて、ダークトーンで仕上げた、大人っぽい玄関ホール

玄関ホール-2

正面扉は普段は空いた状態で使っていらっしゃるそうです。左へはキッチンへと続く前室が、右へはプライベートゾーンへの廊下が続いています

主寝室

広々とした主寝室の壁面に設けた収納。裏面にリビングTV収納が収まっている関係から、下段の左側収納はダミー扉となっています

子ども部屋

お子さまご自身に選んでもらったクロスを2色張りにした子ども部屋

来客用トイレ

玄関ホールと同じクロス仕上げのシックな来客用トイレです

リビングダイニングのルーバー建具

外からの視線を遮りつつ、明るさを室内に取り込む、バルコニーサッシ側に設けた木製ルーバー建具

キッチンへの特注引き戸

特注で作って貰ったスチールサッシに、アンティークガラスを嵌めた、ダイニングからキッチンへの引き戸です