白金N邸リフォームShirokanetakanawa N Apartment

白金N邸リフォームShirokanetakanawa N Apartment

場 所
東京都港区白金
築年数
18年
面 積
180㎡(50坪)
総費用
4,200万円(工事費)/400万円(家具)/630万円(設計料)

パネル壁のデザインで各部屋の個性を際立たせる

港区白金の高台にある築18年のマンションをリフォームしました。

長い米国生活から日本に戻ってこられたご家族の生活拠点のリフォームです。
大振りな家具をお持ちだったことやゆとりのあるスペース活用を考慮して、大きな間取り変更ではなく壁をパネル仕様にしてそれぞれの部屋にテーマカラーを定めて塗装で仕上げていく方法を取りました。

広いだけで家具のレイアウトが難しかったリビングは、柱廻りをフカして背部に読書スペースをつくり、同時にテレビを掛ける壁としています。暗かったダイニングには大きな丸形折り上げ天井を設けました。壁は赤茶の印象的なカラーで塗っています。

リビングとダイニングの間の前室的な空間に大きな飾り棚を設け、ラウンジとして利用できる空間としました。パネル壁と合わせて、建具、造作家具、折り上げ天井もデザインしています。

(2018年8月11日更新)

リビング

薄灰色に塗装されたパネル壁と折り上げ格天井の広々とした空間です

リビングはコーナーごとに特徴をもつ

広いリビングは各コーナーに特徴のある空間をつくり、そこにマッチした機能を持たせています。写真左は書き物をする書斎コーナー、中央はテレビのあるソファコーナー、写真では見えていない位置に読書コーナーがあります

リビングの家具レイアウト

部屋の角にあった柱をフカしてテレビを掛ける壁にしました。家具レイアウトも大きく変えています。窓際にはスタディコーナーを設けました

リビングの隠れ部屋

右の本棚の裏に隠れ部屋の読書用ニッチを設けています

読書用ニッチ

リビングのテレビ・本棚の後ろに設けた読書用ニッチです。ちょうど大人一人がピッタリ入る、コンパクトなベンチと本棚を設えました

リフォーム前のリビング

外国人仕様でつくられたインテリアでしたが、家具のレイアウトに困る不思議な空間でした

ダイニング-1

シックな茶色い丸テーブルとダイニングチェアの色味に合わせ、エンジ色で塗装したダイニングです。リビングとは折り上げ天井のデザインを変えています。丸形で中央にメダリオンを設置し、モダンなシャンデリアを吊るすることで、よりクラッシックなテイストに仕上がりました

ダイニング-2

ダイニングの反対側の壁は、リビングと同じパネル壁のデザインとなっており、キッチンへの引き込み扉も同じリズムで配置されています

ダイニングのシャンデリア

イタリア製のモダンなBarovier & Toso(バロビエール・アンド・トーゾ)のシャンデリアを輸入して吊るしています

前室の本棚

幅広い廊下でしかなかった空間に飾り棚を設け、ダイニングとリビングの仲介をする緩衝帯としての意味を持たせました。本だけでなく、家族の写真や思い出の品などを楽しく飾って下さっています

前室から望むリビング

家族の思い出の本や写真が飾られた本棚だけでなく、読書用のベンチも置かれています

前室から望むダイニング

エンジ色のダイニング、ピスタチオグリーンの前室(ベスティビュール)、薄灰色のリビングとパネル壁が続いていきます。建具もパネル壁に合わせてつくり直しました

玄関ホール

白を基調とした清潔感のある玄関ホールです。横のベンチ付き収納にもパネル壁のデザインを展開しています。正面はパネル壁に見えますが、そこにはプライベート空間への扉とコート掛けが隠されています

玄関ホール・廊下

長い廊下の壁にもパネル壁をアクセントすることで、次の空間へのシークエンスを楽しめるようになりました。正面に見える前室のピスタチオグリーンの壁が印象的です

リフォーム前後の平面図