- 場 所
- 東京都港区南麻布
- 築年数
- 17年
- 面 積
- 220㎡(66坪)
- 総費用
- ー
麻布MT邸リフォームAzabu MT Apartment
麻布MT邸リフォームAzabu MT Apartment
公園の緑を望む色彩豊かなアジアンテイスト
有栖川公園を望む絶好のロケーションに恵まれた、約220㎡のハイグレードリフォームです。
お施主様が集めていらしたアジアンテイストの家具にあわせたインテリアスペースが設計の基本となりました。大柄な家具のレイアウトが出来るように、リビング隣の寝室にテレビキャビネットを埋め込んでいます。窓際は子供のプレイコーナーとしてリビングにつなげました。北側の開口幅が広がったことで空間の伸びやかさが演出され、約60㎡(40畳)のリビングがさらに広く感じられるようになりました。
オープンキッチンはダイニング機能を持った大きなアイランドを中心にレイアウトしています。冷蔵庫を壁に組み込んだことで、ゲストを呼んだパーティーにも子供の様子を見ながらの調理にも適した構成となりました。バルコニーはウッドデッキを張り、開口部のある木製フェンスを設けることで、プライバシーと眺望の両方を確保した快適なアウトドアリビングとなりました。
ワイド幅のオークフローリング、ウォールナット製の造作家具、ブラックチェリーと黒御影石のキッチン、イペを使ったウッドデッキが、豊かで存在感のある素材を散りばめたハイグレードなリフォームを支えています。
(2017年3月7日更新)
リビング
大柄なアジアンテイストの家具が似合う、ゆったりとしたリビングとしました
リビングの窓からの景色
窓外に有栖川公園の緑が迫ります
リビングから廊下を望む
広々とした廊下が玄関へ続いていきます
夜のリビング
間接照明とノングレアタイプの照明を多用した落ち着いた雰囲気です
リフォーム前のリビング
ごらんのように全体的に素っ気ないデザインでした
リビングとウッドテラス
約60㎡(40畳)のリビングから続くウッドテラス。左奥の左に子供のプレイコーナーを設けました
ウッドテラス
向かいからの視線を遮りながら緑が望めるウッドフェンス付きのウッドテラスです。ベンチやフェンスの開口にデザイン的な工夫を施しています
プレイコーナー
リビング奥のコーナーに設けた子供のプレイコーナーはお子さんが大好きな黄色でまとめています。テレビキャビネットの奥にあるので、気配は伝わるもののちょっとした隠れ家にもなります。お子さんが大喜びのスペースとなりました
プレイコーナーとウッドデッキ
リフォーム前に比べると、プレイコーナーまで窓を増やしたおかげで明るさも開放感も格段に上がりました
テレビキャビネット内の隠し扉
テレビキャビネットの内部に隠し扉を設けました。リビングから書斎への近道になります。大いに活躍しているようです
キッチン・ダイニング
オープンキッチンは家族の対話にもパーティーにも適した形です
キッチン
見せる収納と隠す収納をうまく使い分けることがオープンキッチンを設計する際の重要なポイントです
キッチン奥のバーコーナー
キッチンの反対側の奥にはワインセラーを備えたバーコーナーを設けました
キッチンのディテール
和紙を挟んだ特注ガラスパネルにオーダーメイドのステンレス製シンクをあわせています
リフォーム前のキッチン
リビングと壁で区切られていたので圧迫感があり、子供の様子も見えませんでした
玄関
壁紙を貼り替え、チベット箪笥を置く式台を作り、スポットライト照明を当てたことで全体の雰囲気が増しました
廊下に設けた子供の写真コーナー
お子さんが小さい頃の写真パネルをオレンジ色に塗装した廊下の壁に飾りました。とても印象的なコーナーになりました
リフォーム前後の平面図
閉じていたキッチンをアイランドキッチンとしてリビングダイニング側に大きく開くことで、明るさや広がる視線を確保できました。テレビキャビネットを半分壁に埋め込んだことでリビングの幅が広がり、家具レイアウトの自由度も増しました。キャビネットの奥に設けた子供用のプレイコーナーは、少し凹ませたことでリビングのインテリアを邪魔しない位置関係になっています。とはいえ、キッチンから子供の様子が伺えるように微妙な調整をしています。キャビネットに隠された書斎への扉は大きなマンションの各部屋を繋ぐ貴重な動線として活用されます
模型
設計当初に作った模型です。部屋の広さの感覚をつかむだけでなく、これにより家具レイアウトの検討も十分に重ねることが出来ました
アイランドキッチンのスケッチ
設計当初のスケッチです。アイランドキッチンのデザイン、使い勝手の打ち合わせに役立ちました